合奏団の紹介

“イーハトーヴ・リコーダー合奏団”はイーハトーヴ出身のリコーダー奏者“及川 茂”によって1994年に結成されました。

賢治と同郷であり、イーハトーヴ人の感性を最も理解出来る及川が、賢治音楽の編曲構想に乗り出したのは1993年のことでした。同年11月9日から「星めぐりの歌」の編曲に着手、多忙な合間に仕事を進め、約1年半の期間を要して仕上げることができました。

フリーのリコーダー奏者でもあり、尚美リコーダー・オーケストラに席を置いた経験のある及川は、古くからの知り合いである東京リコーダー・オーケストラのメンバーに声を掛け、及川と同オーケストラのトップメンバー5人の計6人編成による“イーハトーヴ・リコーダー合奏団”が結成されました。

及川が目指したのは、朗読と音楽による“賢治ワールド”の表現でした。そこで朗読者には花巻弁朗読の第1人者“谷口秀子”氏。そしてNHK-TVのドラマ「アンダルシアの虹」等で主演をし、現在は女優、朗読家として活躍中の“中尾幸世”氏と超一流の朗読家2名の協力を得るに至りました。

全曲の初演は1995年9月に岩手県江刺市の体育文化会館にて谷口秀子氏の朗読で行われ、大好評を得ました。


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